THE BOOM

THE BOOM THE BOOM歌詞
1.気球に乗って

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

ありったけの手持ちのゆとりや
ポケットの中のぬくもりを
ひずみきった国々に
ポツンと落としてやるのさ
要なしの人間なんているわけはないと
神様はいつも僕に言うけど
本当のところは口をつぐんで
誰も言おうとしないけど
気球に乗って ほこりになってゆられたい

今ひとつこの気球が昇っていかないのは
僕をおどらせる俗物どもが
足元にしがみついているからさ
胸いっぱい風を集めよう
名もなき同胞(とも)が抹殺されて
価値あるブルジョアが生き残るとするなら
真先に死ぬのはこの僕なのさ
僕こそ不必要なものだから
気球に乗って ほこりになってゆられたい

気流に乗って ほこりを捨ててゆられたい


2.子供らに花束を

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

子供らに花束を 年寄りにゆりかごを
明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を

生まれ出づることさえ罪なのか
答えてよ MOTHER EARTH
あなたは命を産んだのか
それともウミを吐き出したのか

子供らに花束を 年寄りにゆりかごを
明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を

無邪気に笑う少女
ママゴトは散弾の砂場
僕らが生き急げば
弱い者から必ず先に死ぬ

子供らに花束を 年寄りにゆりかごを
明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を

「生まれたくないよ」って
ママの中で子供が泣く
それでも回れよ MOTHER EARTH
もう一度僕らを叱りつけて

子供らに花束を 年寄りにゆりかごを
明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を


3.そばにいたい

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

目を閉じてごらん 君は何が見える
今日までの想い出 それとも未来
今まで僕は過去の湖を泳ぎ ひざを抱えていた
だけど今はステキな明日が見える

世界中で閉ざされた窓が今 開き出す
会ったことのない人達の笑い声が聞こえる

そろそろ君が幸せをつかむ番
その時は僕も そばにいたい

手を空高く伸ばしてみてごらん
何かに触れたら それが未来さ
背のびしても飛び跳ねてももがいても構わない
神様はいつか君に気がつく

世界中の子供の涙はいつかわく
同じ舟に乗る僕らは なぜ憎しみ合う

そろそろ誰かが幸せをつかむ番
その時は僕も そばにいたい

流行り歌はいくつも町を吹き抜けていった
東の国から西から笑い声が聞こえる

そろそろ君が幸せをつかむ番
その時は僕も そばにいたい


4.星のラヴレター


5.なし

作詞:MIYA
作曲:MIYA

おいらはあいつが大きらいだった
頭はきれるし12等身のスタイル
父親はインチキ会社社長 僕にないものたくさん持ってた
でもある日風邪で寝込んでたら ドアをコツコツノックして

このなし食べて元気出せって
このなし食べて元気出せってね

おいらはあいつの彼女が好きになった
あいつさえいなければ人生はバラ色
完全犯罪で奴をころして あの子を奪いとろうとした
部屋にこもって計画練ってたら ドアをコツコツノックして

このなし食べて元気出せって
このなし食べて元気出せってね


6.釣りに行こう

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

十何年前はまだ 君より小さくて
君のアゴのほくろをいつも見上げてたんです
君はといえば 泥んこになって
こうもりの子守唄 朝も夜も昼寝
目が覚めたら君は うそばかりついた
その度だまされたふりしてた

釣りに行こう 釣りに行こう
雨がやんだら迎えに行くね
釣りに行こう 釣りに行こう
いつもの場所へ迎えに行くね

釣り竿にぎったまま 君はまた昼寝
魚がひいているのに 今日も知らん顔
僕も君の真似して 目を閉じてみたけど
なぜか眠れないんです 柳がくすぐるんです
大人になってもう一度 あの川へもどれば
まだたぶん 君は眠りの途中

釣りに行こう 釣りに行こう
梅雨があけたら迎えに行くね
釣りに行こう 釣りに行こう
いつもの場所へ迎えに行くよ


7.きっと愛してる

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

君がくれたギターで 僕が歌を作る
うすよごれたアンプから 聞こえるのはラブソング
気に入った曲ができたから 他の娘に贈るよ
だって君に聞かせたら きっと笑いころげる

OH 桃色に染まる 君を見ていると 桃色に染まる
へたなバラードに腰が動く リズムがのる
君の似顔絵かいたら とってもよく似てて
僕に笑い返すから きっと君を愛してる

二人の朝は三日前 コップや缶や瓶が
テーブルに散らばって まるで新宿みたい

OH バラ色に染まる 君にキスすると バラ色に染まる
僕のスキャンダルに こぼれるほどリズムがのる
君の似顔絵かいたら とってもよく似てて
僕に笑い返すから きっと君を愛してる

OH 桃色に染まる 君にキスすると 桃色に染まる
僕のスキャンダルに こぼれるほどリズムがのる
君の似顔絵かいたら とってもよく似てて
僕に笑い返すから きっと君を愛してる


8.おりこうさん

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

やぶれたGパンはいたら親に怒られた。
おばあちゃんは、カッコイイねと小遣いくれた。

弱虫、わがまま、過保護な僕に怖いものはない。
りこうなふりして頭下げたら吐き気がした。

友達とっくにおりこうさんさ、気持はわかる。
りっぱな人にはなりたくないけど偉いと思う。

YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO
YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO

かわいいあの娘は頭なんて良くなくていい、
二人の愛がスクスク育てばそれでいい。

汚い僕でも自転車乗れば、カッコイイだろ。
りこうなふりしてタクシー乗ったら、吐き気がした。

りっぱな人にはなりたくないけど気持ちはわかる。
にえきらないままりこうになるから、始末が悪い

YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO
YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO

Gパン脱いだのに、またおこられた。
バカなふりして夢ならべたら、笑われた。

りっぱな人にはなりたくないけど気持ちはわかる。
にえきらないままりこうになるから、始末が悪い

YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO
YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO

YES, NO YES, NO だけど答えはYES, NO
YES, NO YES, NO いつも答えはYES, NO


9.中央線

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

君の家のほうに 流れ星が落ちた
僕はハミガキやめて 電車に飛び乗る
今頃君は 流れ星くだいて
湯舟に浮かべて 僕を待ってる

走りだせ 中央線
夜を越え 僕を乗せて

逃げ出した猫を 探しに出たまま
もう二度と君は 帰ってこなかった
今頃君は どこか居心地のいい
町を見つけて 猫と暮らしてるんだね

走り出せ 中央線
夜を越え 僕を乗せて


10.ひのもとのうた

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

日の本よいとこ
おいでなせ
一度住んだら止められぬ
絵にも描けない竜宮城
カメによく似たボスがいる
日の本神様あふれてる
脱サラした日に教祖様
神にゃ免許はいらないの?
(だけど)
困った時には金頼み
日の本よいとこ
おいでなせ
音楽奏でる虹の街
ロックンロールは
無いけれど
ロックシンガー星の数

日の本ケンカは弱いけど
負けりゃひとまず
土下座する
四十年後に舌を出し
ちゃっかり 主人を噛み殺す
よその国見りゃ大変だ
クスリに暴力 クーデター
隣の芝生が青い分
便所の臭いも気にかかる
心の堤防壊そうよ
鎖国が嫌なら今すぐに
後は野となり花が咲く
ジパング目指して舵をとれ


11.川の流れは

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

川の流れはだれも 変えられやしないさ
東へおれ 西へ 涙を運ぶ

決して溶けることない 罪深き悲しみ
私達は今日も 川へとこぼす

いつまで僕は
知らん顔で 歌えばいいのだろう
できればいっそこのまま 海へ流してくれ

川を下り漂う 悲しみに耐えられず
魚は目を閉じて 二度と開けたがらない

流れてはふきだまる オモチャやクツやカサに
囲まれた寝床で 山椒魚は笑う

いついつまでも
川のゆりかごで 何にも知らされず
できれば子供のままで 抱かれていたかった

いつまで僕は
知らん顔で 歌えばいいのだろう
できれば僕もこのまま 海へ流してくれ


12.からたち野道

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

赤い実にくちびる染めて
空を見上げる
これ以上つらい日が来ませんようにと
飛び石踏んだ

からたち野道 花ふく小道
泣いたらだめよと虫の音小唄
からたち野道 はるかな小道
あのひとのもとへと続く道

紅い血にくちびる噛んで
空を見上げる
もう二度とつらい日がきませんようにと
まぶたを閉じた

からたち野道 垣根の小道
泣いたらだめよと沢の音小唄
からたち野道 はるかな小道
あの人の歌がきこえた道

赤い実にくちびる染めて
空を見上げる
これ以上つらい日が来ませんようにと
飛び石踏んだ

からたち野道 草笛小道
泣いたらだめよとなずなの小唄
からたち野道 はるかな小道
あなたのもとへ駆けてゆきたい

ひとりぼっちの陽だまり小道
いつも二人で歩いてた道
こずえの花を摘みとりながら
泣きべそかいては困らせた春

からたち野道 花ふく小道
泣いたらだめよと虫の音小唄
からたち野道 あの日のままの
あなたのもとへ駆けてゆきたい


13.ひゃくまんつぶの涙

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

おくら畑に埋めといた 君の切れっぱし
今夜もあなたに会いたくて 堀りおこしてみる

やかんにためたひゃくまんつぶの涙をわかして 君をもどそう
しいたけみたいにふくらんで ほらほら村一番キレイな顔

幾年君を想ううちに 僕も年老い
眠る君によりそうように 土へとかえる

空じゃおひさまがそれ見て泣き出し ひゃくまんつぶの雨がふる
草木はおどり かえるは歌いぼくらのお墓は今宵も祭り

アメヨフレフレ
ナミダフレフレ


14.島唄

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た

でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た
くり返す悲しみは 島渡る波のよう

ウージの森であなたと出会い
ウージの下で千代にさよなら

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙

でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
ささやかな幸せは うたかたの波の花

ウージの森で歌った友よ
ウージの下で八千代の別れ

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を

海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を